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ロンドンのメールでおなじみMrs.Kが今度は季節が日本と逆のシドニーからお届け
ワイナリー見学
ワイン作り
マイワインを見つけよう
ワインの楽しみ方
ワイン事情
今月のレシピ
ハンターバレーに行ってきました! 
Reported by Mrs.K
オーストラリアにぶどうが上陸したのは1788年、ぶどうに適した土地としてハンターバレーが選ばれ、ここがオーストラリアンワイン発祥の地となった、、、行きの車の中でガイドブックを見てにわか勉強してもねえ。それよりこのハンターバレーにはワイナリーが70件余りあり、セラードアで試飲させてくれるという記事に目は釘付け。ああ楽しみ!
ぶどう畑のまわりにはバラの花が、、、実におしゃれと思ったら、バラは気難しい植物で手がかかるし、すぐ虫がつく。バラを観察することでぶどうの木を病気から守ることができる、という仕組みになっている。
ハンターバレーでワイナリー見学

オーストラリアのワインどころは、南オーストラリア州のバロッサバレー、ヴィクトリア州、西オーストラリア州のマーガレット・リバー、そしてニュー・サウス・ウェールズ州のハンターバレー。

シドニーから高速を飛ばして2時間半、ハンターバレーのポコルビンに到着。道沿いに畑が連なり、ぽつん、ぽつんとワイナリーの建物が現れる。インフォメーションでもらった地図をみながら、ワイナリーツアーをやっている所を探してまず行ってみた。

これは正解。いろいろと知識を得ることができた。ぶどうを最初に持ち込んだのは、イギリス人。そして試行錯誤の結果ハンターバレーの気候、土壌にあった品種を探り当てた。それがセミヨン、シャルドネの白とシラーズの赤。
ワイナリーツアーで説明を聞く人々
ハンターバレー産のワインの数々
●今月の1品● カスクワイン!

↓左 箱の中身はビニールパックに入ったワイン、2〜5リットル入りまであり、3リットルというとちょうど4本分でお値段は2本分か?超お買い得。
箱の下の方の点線に沿ってくり抜くと、ゴムの注ぎ口がでてきて、押すだけで出てきます。右↑

ワイン作り

ワインの製造工程は簡単にいえば収穫、つぶして、しぼって、発酵。セミヨンはステンレスのタンクで発酵させたらビン詰めされ、収穫から出荷までは3ヶ月というところ。シャルドネはタンクから樽に移され半年ほどねかす。赤ワインの赤い色はぶどうの皮ごと発酵させる、などワインの種類ごとに多少の違いがある。

ぶどうの収穫年をヴィンテージという。毎年、気象条件によりぶどうの「出来」が違うが、同じシリーズのものを同じ味になるようにするのが、ワインメーカーの腕のみせどころ。

果実は成熟するほどに甘みと芳香が増し、酸味が減る。ぶどうの収穫日を見極めて、一気に摘み取る。時には少しだけ前に収穫してみたり、別の畑のものとブレンドすることもあるという。
樽はアメリカン・オークまたはフレンチ・オーク
左のChandonはその名のとおりフランスMoet&Chandon社のオーストラリア産スパークリング・ワイン。気になるお値段は、同社フランス製直輸入シャンペンの4分の1と、お得!右は世界でも珍しいシラーズ種(赤)のスパークリング・ワイン
マイワインを見つけよう

さてご質問は?ということになり、ツアー参加者ここぞとばかりいろいろと聞いた。その辺を総合するとグッドワインというのは結局はワインコンクールで入賞して、批評家のお墨つきで、値段も高いものという当たり前みたいな結論。

自分にとって「おいしいワイン」というのは、そういう評価を参考にしながら、自分の舌と五感で見つける以外に方法はないだろう。ワイナリーのお兄さんお勧めの方法としては同じ値段の範囲だったらこれ。それを産地別とか、ぶどうの種類とか少しづつ変えていく、、、そうやって経験を積んでいくのがいいようだ。

オーストラリア風ワインの楽しみ方

バーベキューで登場するのは、カスクワイン*。カジュアルレストランではBYO(Bring Your Own)といって酒類の持込を認めているところが多い。夫も朝からワインのビンを下げてご出勤ということがある。こういう時はあらかじめ料理を想定してワインを持ち込むのか、ワインに合わせて料理を注文するか、、、

どうもオージーたちは深く考えているようではない。もっともオーストラリアにはソムリエ養成機関がないそうで、ワインを置いているレストランでもリストを睨んで自分で決める。
ハンターバレーにある大手Wyndham社の444シリーズ。左から1992年、1996年、1998年と当たり年の3本セット。試飲したときに、わたしにも熟成度の違いがわかり、面白いから買ってみました。
5月1日に売り出されたオーストラリアンワインの頂点に立つペンフォールド社のグランジ(1998)。このワイン、ロンドンの品評会で賞を得、アメリカのワイン雑誌の表紙を飾ったところから、一躍オーストラリアンワインの名を世界中に広めたという記念碑的なワイン。しかして、お値段のほどは1本395ドル(約3万円)、午前中に売り切れ。買いそびれた人々は追加入荷を待っているところ。
オーストラリアのワイン事情

シドニーの酒屋に並んでいるのも、日本の酒屋のもだいたい同じ顔ぶれである。それもそのはず4大グループ10〜20社で8〜9割は生産され、世界中に流通しているのだ。なかには海外仕様で現地では手に入らないものさえある。

ハンターバレーのようなワインの里を訪れる楽しみには、流通機構に乗っていない小ワイナリーのワインを試してみることにつきる。大手に吸収されるのを嫌ったがんこオヤジが、裏の畑で「こだわりのぶどう」なんかを作っていて、一度味わった「幻の名酒」を再現しようとしているんじゃないか、なんて図を想像しがちだが、、、

実際は健康そのもののオヤジはぶどう液を買ってきて、発酵させるくらいのことはして、あとは自分のところのラベルをはったビンに詰めてできあがり。なんともお手軽にワイン経営をやっているらしい。業界の裏事情を知らずにホクホク顔でワインを仕入れてきたのは、私だけ?

今月のレシピは、、、

ワインの種類は赤と白。「赤と黒」は小説、白といえば黒、というわけで真っ黒なご飯をご紹介。スペインの地中海方面のおいしいご飯。オリーブオイルとニンニクの香りが利いているので、魚介のときは絶対白ワインと決めつけないで、リオハとかリベラ・デル・ドュエロ産のテンプラニリョのミディアム・ボディはいかが?そうでなければフルーティでさっぱり系の赤、たとえばピノ・ノアールでもいけますよ。
 今月のレシピ  −  Tatakoのイカ墨のパエリャ(4人前) −


【材料 4人分】
イカ…250g ムール貝…8個 ニンニクみじん切り…大4片分 イカ墨…8g(小さじ2) パセリ…4本 おろしニンニク…2片分 塩…適量 黒コショウ…適量 米…3カップ(洗わない) オリーブオイル…適量
<魚スープ(フィッシュブイヨンも可)/魚のあら(熱湯をかけて臭みぬきをする) トマト…1個 ジャガイモ…1個 ニンニク…2片 タマネギ…2個 パセリ…2本 塩…小さじ2 水…7カップ>

【作り方】
1 
魚スープを作る。トマト、ジャガイモ、玉ネギはそれぞれ4つに切る。ニンニク2片は包丁の背でつぶす。<魚スープ>の材料全てを鍋に入れて、沸騰したら30〜40分煮て、ざるでこす。

2 
パエリア鍋の底いっぱいにオリーブ油を引き、弱火でニンニクを炒める。

3 
イカを加え塩6振り、黒コショウ2振りして、20分ほど素揚げするつもりでカリっと炒める。(焦げ目がつくくらい)

4 
ムール貝を入れる。貝の殻が開いたら魚スープ800ccを加える。

5 
パセリ4本を荒く刻み、おろしニンニク2片に加え、すりこぎですって、ジュースがでるまでよく混ぜる。

6 5
をパエリヤ鍋に加える。(このときアクはとらないでね。)

7 
塩を8振り(少し濃いめの味にするとおいしいです)、イカ墨8gを加えて軽くまぜる。

8 
米を十字に指2本分の太さに入れかき混ぜて弱火で18分、米が上にあがってきたら種火(とろ火)にし、アルミホイルをかぶせて火を止めて、5分蒸らす。





Mrs.K
今年の1月オーストラリアに転居。3児の母。それまでにもアメリカ、メキシコ、フィリッピン、シンガポール、イギリスで暮らす。現在はシドニー北部に在住。


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