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イタリア人の多く住むエリアにある魚屋さんの貝コーナー。手前のがパスタクラム(ハマグリの一種)、奥がムール貝。一袋 C$6、つまり500円以下です。
少し堅いお話ですが、カナダの捕獲漁業と養殖漁業は3つの地域ー大西洋岸(カナダ東部)、太平洋岸(カナダ西部)、淡水域で行われており、例えば2000年の捕獲漁業の水揚げは100万トン、大西洋岸が水揚げの82%を占めています。

このことからもカナダ東部で美味しいシーフードに出会える確率が高い事がわかります。売上高で多いのは、ハマグリ、エビ、サケ等で、貝の養殖産業もまたとても盛んです。

特にカナダ東部の、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード島では、水質の良さから臭みのない美味しいマルペク牡蠣が採れ、またそこの養殖ムール貝はその再生産技術とともに世界に有名なことから、カナダ国内はもとより世界中にプリンス・エドワード島産の貝類が出荷されています。

秋からのRのつく月ともなれば、貝や牡蠣が美味しい季節(9月〜4月)。その時期が牡蠣の食べ頃と欧米では言われているのと同様に、日本には「花見を過ぎたら牡蠣食うな」という諺があるようです。

カナダで牡蠣や他の貝類の楽しむには、レストラン以外にオイスターバーにいくという方法もあります。

オイスターバーではプリンス・エドワード島マルペク湾産やノヴァ・スコシア産、アメリカ東海岸産の牡蠣を含めて、常時何十種類もの牡蠣があり、その新鮮さと味に驚かされます。また他のシーフード料理もとても美味なので、試してみる価値ありです。

オイスターバー以外で貝類を楽しむなら、魚屋で箱売りの牡蠣を買い、自宅で殻を開けながら食べるという方法もあります。値段もぐっと安く沢山食べられるので、貝好きには嬉しい限りです。

ハマグリはパスタや味噌汁、ムール貝は白ワインとガーリックでささっと調理すれば美味しく食べられます。

参考までに、カナダの都市で新鮮な生魚を購入したい時、イタリア人街の魚屋さんを個人的にはお薦めします。ご存知の様にイタリア人は日本人同様の魚好き、新鮮な美味しい魚介類が手に入ります。
生牡蠣の箱の中身。小さめで男性の手の中にすっぽり入るくらいの大きさです。手を切ることもあるので、手袋をして一個一個専用のナイフで開けます。

[左]箱売りの生牡蠣、マルペク産。一箱C$9.99、1,000円以下20-30個入っています。
[中]ばら売りの生牡蠣、こちらもマルペク産。
[右]スーパーのチラシ。サーモン、エビ、カキなど海の物がたくさん

【番外編】2月のモントリオールの街のバレンタイン風景。(既に終わってしまいましたが、こんな感じ)
中央はなんとお寿司屋さん!モントリオールでも寿司の人気は高く、ここ数年お寿司屋さんの数が急増しています。

《Clamchouder(クラムチャウダー)》

ハマグリとあさりをたっぷり入れて、貝料理といえばこれ、ニュー ブランズウィック州出身の友人に教わった簡単かつ美味しいレシピ、冬の定番クラムチャウダーを紹介します。

味の決め手はガーリックと貝類の塩分です。ジャガイモと貝類だけでごくごくシンプルに作ります。
貝類とジャガイモが美味しいカナダ・ニューブラウンズウィック州ならではの、クラムチャウダーです。

ここで使った貝の一種は友人がニューブランズウィックで地元の漁師さんから手に入れ、自宅で瓶詰めしたものを譲ってもらったものです。残念ながら市販されていませんが、ハマグリ、白ワイン+水で代用できます。

クラムチャウダーの材料の一部、味の決め手達。
■材料 4人分

ハマグリ 400g
白ワイン+水 適量
アサリの水煮缶詰 1缶(142g)
ジャガイモ 中5〜6個
玉ネギ 中2〜3個
ガーリックバター 35g
オリーブオイル大1
ガーリックパウダー小1/4
塩小1/4
胡椒小1/2
水適量
エバミルク200ml
パセリ 適量

■下準備
ハマグリは半日塩水につけて砂だしをする。

ハマグリに白ワインと水半々を被るくらいにいれ、火にかけて貝の口が開いたら火を止め、貝殻を外す。
ジャガイモは賽の目に切り、水に浸しておく
玉ネギは粗みじん切りにする。

■作り方
1 
玉ネギをガーリックバターとオリーブオイルで色が変わるまで炒める。

2 1に下準備したハマグリとアサリの水煮を水分ごと全て加える。

3 ひと煮立ちしたらジャガイモを加え、さらに水を被るくらいまで加える。

4 ガーリックパウダーと塩を加え、そのまま1時間程弱火で煮込む。

5 エバミルクを加えて更に30分ほど煮込む。
パセリを飾って出来上がり。

よりとろっと仕上げたい場合は、じゃが芋をマッシャーで軽くつぶす。
[左]貝類を全て加える
[右]ジャガイモを加えて水をかぶるまで

[左]エバミルクを加えてから30min
[右]貝の風味が美味しい!









石倉麻子
(いしくらあさこ)

フリーライター。学生時代の語学留学を始めカナダには縁が深く、1999年より同国で暮らし始め、旅行関係と翻訳の仕事をする。

カナダの「季節の味を生かした、無駄のない美味しい料理」に共感し、2002年よりhttp://www.from-montreal.com/ にてケベック州の家庭料理を紹介するコーナー” Cuisine ”を担当。


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